採点ミス原因「点検体制が不十分」 富山大学が検証結果公表
北日本放送 2023/6/20(火) 19:17配信
富山大学は、去年の入学試験で本来合格とすべき5人を不合格とした採点ミスの原因について、「点検体制が不十分だった」などとする検証結果を公表しました。
報告書は、問題作成者もその問題を点検する者も、問題作成に関する作業に注力し、解答例が正しいかどうかの点検は表面的なものになっていたなどと指摘しています。
また、9回の点検の機会があったにも関わらず、ミスを見つけることができず、チェック体制が形骸化していたと指摘しています。
再発防止策としては、点検者を必ず複数置くこととし、点検と問題作成は別の部屋で作業することなどをルール化するとしています。
富山大学の採点ミスは2022年の一般入試前期日程の「物理」の問題2問で見つかり、大学は2023年3月に検討委員会を設けて再発防止策を検討していました。