“司法解剖の検査費用を水増し請求”大学や警察などから詐取 近大医学部元教授の男が控訴
MBSニュース 2023/6/28(水) 21:15配信
司法解剖の検査費用をだまし取ったなどの罪に問われた近畿大学医学部の元教授が、懲役5年とされた判決を不服として控訴していたことがわかりました。
1審判決によりますと、近畿大学医学部法医学教室の元教授・巽信二被告(68)は、私物のゴルフ用品を購入する際に、医療用品を購入したように装ったり、法医学教室の部下らと共謀して、司法解剖にかかる検査費用を水増し請求したりして、大学や大阪府警から約8600万円をだまし取りました。
大阪地裁は6月14日に「医学教室の最高権威者として犯行にかかわり、多額の利益を享受していて実刑は免れない」として、巽被告に対し懲役5年の判決を言い渡していました。
大阪地裁によりますと、6月20日付けで巽被告側が判決を不服として控訴したということです。