教え子にわいせつ行為 元教諭の男の控訴を棄却 福岡高等裁判所那覇支部
沖縄ニュースQAB 2023/8/31(木) 16:59配信
2022年1月、女子児童にわいせつな行為をした罪に問われている元教諭の58歳の男の控訴審で、福岡高等裁判所那覇支部は8月31日に被告の訴えを棄却しました。
起訴状などによりますと、元教諭の男(58)は2022年1月に13歳未満だと知りながら沖縄県内にある小学校の体育館で教え子である女子児童の胸を触った強制わいせつの罪に問われていて、無罪を主張していました。
一審の那覇地裁は「教師として教育などの責任を負うべき立場を悪用し、性的欲求のおもむくままわいせつ行為に及んだ」などとして懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡していました。元教諭の男は判決を不服として控訴していました。
8月31日の判決で福岡高裁那覇支部の三浦隆志裁判長は、被害や犯行の様子を述べた女子児童の証言を信用するとともに元教諭の男の証言は不合理で信用できないとした一審判決を支持して控訴を棄却しました。弁護側は今後の対応を検討するとしています。
小学校の体育館で児童の胸を直接触ったなどとして、強制わいせつの罪に問われた元教諭の男の裁判で、那覇地裁はきょう(13日)懲役1年6か月の実刑判決を言い渡しました。
この裁判は去年1月、県内の小学校に勤めていた50代の元教諭の男が、体育の授業中に腹痛を訴えた児童に対し、胸を直接触ったなどとして、強制わいせつの罪に問われたものです。
男は初公判で起訴内容を否認していて、これまでの裁判で弁護側は無罪を主張し、検察側は懲役2年6か月を求刑していました。
3月13日の判決で那覇地裁の佐藤哲郎(さとう てつろう)裁判長は「児童の教育等の責任を負う立場にありながら、あろうことかこれを悪用し性的欲求のおもむくまま行為に及んだものと認められる」などと指摘し、懲役1年6か月の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は控訴についてこれから検討するとしています。
2022年1月、女子児童にわいせつな行為をした罪に問われている元教諭の男の裁判が結審し、検察側は懲役2年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、元教諭の男は、2022年1月に県内にある小学校の体育館で女子児童の胸を触った強制わいせつの罪に問われています。
元教諭の男は起訴内容を否認していて、弁護側は「わいせつ目的ではなく被害児童の息苦しさをやわらげる救護目的で鎖骨の下をさすった」と無罪を主張しています。
一方、検察側は「被害者の信用につけ込み、抵抗しないことに乗じた犯行は教師にあるまじき卑劣な対応」だとして懲役2年6カ月を求刑しました。判決は3月13日です。
「触っていない」と起訴内容を否認しました。学校で女子小学生にわいせつな行為に及んだ罪に問われている50代の元教諭の男の裁判が那覇地方裁判所で始まりました。
起訴状などによりますと元教諭の男は2022年1月に小学校の体育館で女子児童の胸を触った強制わいせつの罪に問われています。
9月20日の初公判で元教諭の男は「わいせつ目的ではない、胸には触っていない」と起訴内容を否認しました。弁護側も「わいせつ行為はしていない」として争う姿勢を示しています。
頭陳述で検察側は「体育の授業が終わった後に一人で待っているように女子児童に指示をして周りから見えない体育館の奥で生理痛を和らげるという理由をつけて胸を触った」と指摘しました。
さらに、被害にあった女子児童は複数回、体を触られたと話していることや、ほかの複数人の児童も体を触られたと学校側に相談していたということです。
沖縄県警は16日、小学校内で児童に無理やりわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで、沖縄本島に住む元教諭の50代男を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。県教育委員会は、3月に懲戒免職処分にしたと明らかにした。
逮捕容疑は1月、教諭だった立場を利用して児童を呼び出し、体を触った疑い。児童が別の教諭に相談して発覚した。県警は「被害者の特定につながる」として、元教諭の氏名などの詳細を非公表にしたとしている。
県教委の半嶺満教育長は「教育に携わる者としてあるまじき行為であり、決して許されない。深くおわびする」とのコメントを出した。