元児相職員に懲役3年を求刑 女子児童にわいせつ 判決は9月27日 那覇地裁

元児相職員に懲役3年を求刑 女子児童にわいせつ 判決は9月27日 那覇地裁
琉球新報 2023/9/9(土) 16:30配信

 児童相談所の児童福祉司という立場を利用し、支援対象の女子児童にわいせつな行為をしたなどとして、強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われた元沖縄県職員の男(33)=八重瀬町=の第2回公判が8日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)であった。検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は寛大な判決を求めた。結審し、判決は9月27日に言い渡される。

 8日は被告人質問もあり、被告は「女性と交際したい感情を持っていたが実現できず、アダルト動画を見ていびつな感情とかが芽生え、被害者にそれを向けてしまった」と述べた。性行為を模した行為を児童にさせたり、卑猥(ひわい)な言葉を児童に言わせたりしたことも明かした。児童らの信頼を裏切ったとして、「申し訳ないことをしてしまった」と謝罪した。7月28日に追起訴された児童買春・ポルノ禁止法違反の罪も認めた。

 検察側は「児童福祉司の職務を放棄し、自己の性的欲望だけに従った卑劣な事件」などと批判。弁護側は被告人が更生プログラムを受け、児童との間で示談が成立しているなどと指摘した。

支援に携わっていた女子児童にわいせつな行為をした疑いで逮捕・起訴された元児童福祉司の男の初公判が14日開かれ男は起訴内容を認めました。
この裁判は、元児童福祉司で県職員の野原一茂被告(32)が児童相談所に勤務していた去年6月と今年3月、複数回にわたり女子児童にわいせつな行為をした罪に問われているものです。
14日の初公判で野原被告は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。冒頭陳述で検察は、「被告は児童福祉司の立場で、支援業務などに携わるなかで女子児童を性的な対象として見るようになった」と説明しました。
また、犯行に及ぶつもりで面談に臨むなど一連の行為には計画性があったと指摘しました。
裁判は被告の量刑が争点となる見通しです。次回の裁判は9月8日に行われ結審します。

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