県立高生徒がいじめで不登校になり転校 聞き取りなど終わり次第報告書へ 調査委が協議 三重県

県立高生徒がいじめで不登校になり転校 聞き取りなど終わり次第報告書へ 調査委が協議 三重県
三重テレビ放送 2023/10/4(水) 12:51配信

 三重県立高校が設置したいじめに関する第三者委員会の調査が不十分だとして、保護者が県に再調査を申し入れた問題で、有識者によるいじめ調査委員会の3回目の会合が3日に開かれました。

 この問題は2019年、県立高校に通っていた生徒が中学時代から続いたいじめが原因で不登校になって転校し、保護者の訴えから1年後にいじめ防止対策推進法に基づく重大事態と認定されました。

 生徒の保護者は高校の調査委員会の調査結果が不十分だとして、県に再調査を申し立てました。

 有識者による調査委員会の3回目の会合が3日に開かれ、中学・高校時代の同級生を含む関係者を対象に行った聴き取り調査の内容を踏まえ、今後の調査方針などについて協議しました。

 会合では、残り数人への聞き取り調査と追加書類の収集が終わり次第、報告書の作成に入る方針が示されました。

 三重県いじめ調査委員会の庄山哲也委員長は「被害者の方、ご家族の意向に沿った調査をしたい。できる限り問題解決を願っているので全力を尽くして報告書を完成させたい」と話しました。

 庄山委員長は早ければ11月に4回目の委員会を開き、今年度中に報告書をまとめたいと述べました。

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