落ちたおやつ 食べるよう強要、男児の額に向け拳当てる 鹿児島市の認可保育所で不適切保育
南日本新聞 2023/10/24(火) 7:20配信
鹿児島市の認可保育所の保育士が4月下旬に園児に拳を当てた問題があったことが23日、園への取材で分かった。市は不適切保育と認定、3日付で文書指導した。園長は「子どもや保護者に申し訳ない。今後改善する」と話した。
園によると、女性保育士が4月27日午後、保育室でおやつを落とし食べようとしなかった男児の額に向かって拳を当てた。けがはなかった。落ちたおやつを食べるよう強要した点も問題視された。保育士は辞職した。
市から情報を得た園は5月初旬、保育室を写したビデオを確認。映像では男児が手で額をかばっており、拳が頭に当たったかは不明という。このほか、ここ1〜2年の間に別の保育士が園児を引っ張ったり、長時間叱ったりした行為があったことも分かり、不適切保育とされた。市は6月末に指導監査をしていた。