ネバダ大学銃撃事件、容疑者は67歳の大学教授 ラスベガスと陰謀論に関心か
CNN.co.jp 2023/12/8(金) 10:39配信
(CNN) 3人の犠牲者を出した米ネバダ大学の銃撃事件で、死亡した容疑者は67歳の大学教授だったことが分かった。ネット上の行動からは、ラスベガスや陰謀論に強い関心をもっていた様子がうかがえる。
捜査関係者によると、死亡したのはアンソニー・ポリト容疑者(67)。事件は6日、ラスベガスにあるネバダ大学のキャンパスで発生し、捜査当局は、容疑者が大学の建物前で警察に阻止されて死亡したと発表していた。
この事件で64歳の教授と39歳の助教など3人が殺害され、当局は殺人事件として捜査している。
動機については、ポリト容疑者がネバダ大学の求人に応募して採用されなかった可能性があるとみて調べている。
本人がSNSに掲載していた経歴によると、ポリト容疑者はジョージア州とノースカロライナ州の学校勤務を経て、直近では2017年までノースカロライナ州のイーストカロライナ大学で常勤の教授として勤務していた。
個人サイトには「世界征服を目指す強大組織」の項目があり、陰謀論を拡散させている集団などにリンクが張られていた。
捜査関係者によると、犯行に使ったピストルは、ラスベガスで1年半ほど前に合法的に購入していた。
容疑者は6日正午前、ビジネススクールの校舎の4階で銃撃を始めた。校舎内では教授や学生が次の週の最終試験に備えて準備をしており、屋外にはイベントのために学生が集まっていた。
容疑者は複数階を移動したところで警察に阻止された。死亡した経緯は明らかにされていない。
死亡した3人のほかにも1人が撃たれて重体となっていたが、病院に搬送後、容体は安定した。ほかに4人がパニック発作の症状で病院に運ばれた。
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ラスベガスの大学キャンパスで発砲 3人死亡、1人重体 容疑者も死亡
CNN.co.jp 2023/12/7(木) 8:54配信
(CNN) 米西部ネバダ州ラスベガスの大学キャンパスで6日、銃撃事件があり、3人が死亡した。1人が重体。地元警察によると、容疑者も死亡した。
事件があったのはネバダ大学ラスベガス校。被害者の数は今後変わる可能性がある。
複数の被害者が病院に搬送された。キャンパスにはもう脅威はないという。
容疑者の動機は不明。
警察はビジネススクールが入る建物付近で発砲があり、複数の被害者がいるとの通報を受けて出動した。
大学は正午前に、学生らに避難するようにオンライン上で緊急通知を発信した。
ある学生はCNN系列局KVVUの取材に、大きな音を3回聞き、最初は事情がわからなかったが、警察の姿を見て建物に逃げ込んだと語った。さらに発砲音が続き、地下室まで走ったという。
大学は最終試験前の自習期間だった。ラスベガスでは2017年、少なくとも58人の死者を出した銃乱射事件が起きている。