北海道立高校の障害生徒への不適切対応、第三者会議が事実関係を調査

北海道立高校の障害生徒への不適切対応、第三者会議が事実関係を調査
朝日新聞デジタル 2023/12/7(木) 7:00配信

 札幌市内の北海道立高校が障害のある生徒に不適切な対応をしていた問題で、道教育委員会が第三者による会議体を設置したことがわかった。同校の特別支援教育担当の男性教諭が、生徒の障害を理由に退学を促すような発言をしていたことなどについて、会議体が事実関係を調査するという。

 道教委によると、会議体は弁護士と学識経験者、道立特別支援教育センター職員の3人で構成。1日に初めての会合を開き、関係者へのヒアリングを始めた。事実関係を明らかにし、特別支援について同校に助言することが目的という。

 同校の男性教諭をめぐっては、障害がある生徒について、虚偽の病状や同意を得ずに実施した心理検査の結果を同僚教員らに資料で共有したことが明らかになっている。「医学的にも心理学的にもこの子はうちの学校では無理」などと発言していたことも、朝日新聞が学校関係者から入手した音声データなどで判明している。(上保晃平)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする