[山口県]盗撮、わいせつ行為で教諭と実習助手懲戒免職 県教委
山口新聞 電子版 2023/12/22(金) 11:08配信
県教育委員会は21日、勤務先で複数の女性教職員を盗撮したとして宇部市立西岐波中学校の男性教諭(57)と、自宅で女子生徒にわいせつな行為をしたとして県立高校の男性実習助手の2人をいずれも懲戒免職処分にしたと発表した。いずれも同日付。
県教委教職員課によると、男性教諭は2011年ごろから20年ごろにかけて、この間に勤務していた宇部市の常盤、藤山の2中学校の職員室で小型カメラを使って計5人の女性教職員のスカート内を10回程度、動画撮影した。10月に現在の勤務先の同僚が、パソコンに保存されていたデータを見つけて事案が発覚した。
県教委や宇部市教委の調査に対し、「やめようと思ったが盗撮への好奇心から撮影してしまった。軽率な行動で多くの人に迷惑をかけてしまい、申し訳ない」と話しているという。
男性実習助手は11月9日、勤務する高校に通う女子生徒と自宅で性行為を行った。県教委は被害生徒の特定につながるなどとして男性実習助手の氏名や年齢、所属は公表していない。県教委の調査に対し、「絶対にしてはいけないことをしてしまった。心から申し訳なく思っている」と話しているという。
会見で県教委の木村香織副教育長は「非常に重く受け止めている。教職員への指導を徹底し、不祥事の根絶と信頼回復に全力を尽くす」と陳謝した。