不来方高校バレーボール部員自殺問題 岩手県教委が再発防止「岩手モデル」案公表 3月に最終案まとめる方針 遺族はさらに検討求める
IBC岩手放送 2024/1/7(日) 18:46配信
岩手県教育委員会は2018年に県立不来方(こずかた)高校のバレーボール部の男子部員が自殺した問題の再発防止策の案をとりまとめ、公表しました。
この案は7日に盛岡市で開かれた再発防止「岩手モデル」策定委員会で示されたもので、教職員などの不適切な指導の根絶に向けて、教職員に加えて校長をはじめとする管理職や教育委員会それぞれの責務が明記されています。たとえば全教職員に児童生徒の指導に関する宣言書の提出義務や県教委の中に対応する専門部署を新設することが盛り込まれました。
委員会に出席した男子部員の遺族からは、示された案では学校長の誤った判断によって再び児童生徒の自死が起きる懸念があるとして、人事や初動対応についてさらに検討するよう要望しました。
再発防止「岩手モデル」案については、1月下旬から2月中旬にかけてパブリックコメントで県民から意見を募集した後、3月下旬に最終案が公表される予定です。
県教委は当初今年度末までの策定を目指していましたが、来年度にずれ込む見通しです。運用開始は来年度です。
——
カテゴリ
はじめてこの事件を知った方へ。
時系列で整理しますと。
まずこの男は2008年に盛岡第一高校でパワハラの限りを尽くして、生徒とご両親から訴訟を起こされます。
2008年、岩手県立盛岡第一高のバレーボール部顧問が男子部員に暴言や暴力行為を行ったとして、元部員と両親が県と教諭に約200万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。
2017年、盛岡地裁は教諭の一部の指導を不法行為と認め、県に慰謝料など20万円の支払いを命じた。
訴訟の最中、この教師は何食わぬ顔で不来方高校に転属し、そこでも生徒に対して暴言を繰り返します。
そして2018年7月、暴言に耐え兼ね、バレーボール部の男子生徒が自殺します。
不来方高校で生徒が亡くなっても、この教師は部活の指導を行ってました。
前任校の生徒から告訴され仙台高裁で係争中の男性教諭に部活動の指導を続けさせた県教委について、亡くなった生徒の父親は刑事告訴を検討開始します。
岩手県立盛岡第一高の元生徒と両親が起こした裁判で、仙台高裁は県に20万円の支払いを命じた1審盛岡地裁判決を変更、40万円の支払いを命じました。
裁判の結果が出てやっと「減給1か月」の処分です。
裁判と減給1か月は、盛岡第一高時代についての判決で、こちらの書類送検は不来方高校で生徒を自殺まで追い込んだ暴行についてです。
第三者委員会の調査がやっと終了。結果が待たれます。
ですが、の結果、信じがたいことにとなりました。
生徒自殺の「原因の一つ」にこの教師の指導があると第三者委員会は認めましたが、どう考えてもこの教師が元凶であって「原因の一つ」ではないです。
2020年12月には、盛岡第一高時代に被害にあった生徒の両親と、不来方高校で息子さんを自殺で喪った両親が、この教師の懲戒免職を求めました。
そして2022年7月に、やっと教師の責任が認められ、となりました。
最後までは報じられませんでしたが。