好みの女性2度触る、勤務実績を偽造… 都教委、教諭ら4人を処分

好みの女性2度触る、勤務実績を偽造… 都教委、教諭ら4人を処分
朝日新聞デジタル 2024/1/31(水) 18:30配信

 駅のホームや路上で女性の尻を触ったとして、東京都教育委員会は31日、都立府中けやきの森学園(府中市)の男性教諭(24)を懲戒免職処分とし、発表した。ほか3人の懲戒処分も発表した。

 都教委によると、男性教諭は昨年6月、知人との飲酒後に乗車した電車内で見かけた女性の後をつけ、駅のホームで1回、路上で1回、尻を触った。好みの女性だったという。その後、警視庁に自首。都迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、東京地検立川支部に不起訴処分(起訴猶予)とされた。

 23区内にある都立高の男性教諭(29)は停職6カ月の処分を受けた。昨年8月、満員電車内で読書していた際、右手の甲で女性の左胸を触ったとして同条例違反容疑で現行犯逮捕され、同支部が不起訴処分(起訴猶予)としている。手が当たっていることは認識していたが、読書に夢中で手を引かなかったという。1月31日付で辞職した。

 このほか、2人が停職3カ月と1カ月の処分を受けた。停職3カ月となった23区内にある中学校の男性副校長(60)は2021年4〜8月、当時勤務していた会計年度任用職員の勤務実績を偽って区教委に報告し、報酬計約27万円を職員に支払わせた。コロナ禍で勤務が減った職員の生活を懸念し、報告を偽造したという。

 多摩地域の中学校の男性教諭(38)は停職1カ月。顧問をしていた部活動の試合会場で、車から荷物を取ろうとした女子生徒の尻が教諭の顔近くまで近づいてきたため、尻を手で払うように触った。生徒に嫌悪感を与えたとしてセクハラ認定された。(本多由佳)

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