妻との離婚届偽造容疑 破産企業元社長の茨城県立高副校長逮捕 警視庁
産経新聞 2024/2/8(木) 17:11配信
妻との離婚届を偽造して役所に提出したとして、警視庁麹町署は8日、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、茨城県立つくばサイエンス高校副校長で医療ベンチャー「テラ」(令和4年に破産手続開始)元社長の遊佐精一容疑者(53)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、遊佐容疑者の逮捕容疑は4年1月7日、50代の当時の妻との離婚届を偽造し、東京都千代田区役所に提出したとされる。
離婚届が受理されたことを知った元妻が4年11月に警視庁へ刑事告発。この離婚は同月、家庭裁判所で無効との判断が下った。
遊佐容疑者はその後に別の女と再婚。麴町署は女も偽造に関与した疑いがあるとみて、今後、同容疑で書類送検する方針。
茨城県教育委員会によると、遊佐容疑者は公募を経て昨年4月につくばサイエンス高校の副校長として採用。今年4月から校長を務める予定だった。