<徴収金横領>中学校男性事務職員らを処分 大阪府教委
毎日新聞 2013年6月7日(金)23時46分配信
大阪府教委は7日、学校徴収金など約742万円を横領したとして同府大阪狭山市立狭山中学校の男性事務職員(54)と、給食費約570万円を横領した疑いが強いとして同府茨木市立沢池小学校に務めていた女性事務職員(59)を懲戒免職処分にした。
府教委によると、男性職員は徴収金の管理をしていた2010年11月〜13年3月、積立金や生徒会費などの徴収金や就学援助費を管理していた金融機関の口座から現金を引き出すなどして、飲食代やパチスロに流用した。さらに徴収金の未納者への督促も怠り、最大約795万円の滞納を生じさせていたという。狭山中は4月下旬、府警黒山署に横領容疑で被害届を提出した。
女性職員は会計事務を担当していた1999年4月〜2011年3月、保護者らが持参した給食費の着服を繰り返し、住宅ローンの返済や、親族が入所する施設の利用料に流用していた。未納者への督促も怠っていた。茨木市教委は府警茨木署に刑事告発や被害届を提出する方針。【深尾昭寛】