草なぎ剛が主演するNetflix映画『新幹線大爆破』(4月23日独占配信)より、本予告映像と場面写真が解禁された。 本作は、高倉健が主演を務めた1975年公開の同名映画を原作に、監督の樋口真嗣が現代社会への再構築として大幅にアレンジしたリブート作品。『日本沈没』(06)でも樋口とタッグを組んだ草なぎが、はやぶさ60号車内で爆破を回避すべく奮闘する車掌の高市を演じる。そしてJR東日本の特別協力により、実際の新幹線車両や施設を使用した撮影が実現。リアルな映像と最新のVFX、特撮が融合したノンストップサスペンスエンタテインメントが誕生した。 このほど解禁された本予告映像では、笑顔で新幹線に乗り込む人々の姿、安全運行を目指し業務に邁進する乗務員など、新幹線が日常に溶け込む平和な様子から始まる。しかし、どこにでもある日常から突然、激しいアラームが鳴り響き、いままさに走りだした新幹線に爆弾が仕掛けられたという衝撃の事実が告げられる。騒然とする人々を嘲笑うかのように、乗客や乗員の身代金として1000億円を要求する犯人の音声が流れ、政府と警察、そして全国民を巻き込む未曾有の大事件へと発展していく。 恐怖が蔓延するはやぶさ60号の中、なによりも乗客の安全を最優先し爆破回避のために奔走するのは、高市と、新幹線に乗り合わせたもう一人の車掌、藤井(細田佳央太)、そして、運転士の松本(のん)だ。若さゆえに自身もパニックを起こしかける藤井へ向け、力強い眼差しで「一番やばいのは俺たちがパニックになることだ」と悟し、鉄道人としての誇りと正義にかけて事件と車内の対処に当たっていく高市たち。時速100km以上を維持しながらも安全走行を忘れない、運転士の誇りを持つ松本も、必死の表情で業務に当たる姿が解禁された。 それでもなお、爆弾の恐怖に怯えるはやぶさ60号の乗客たち。衆議院議員の加賀美(尾野真千子)と起業家YouTuberの等々力(要潤)は声を荒げ、乗り合わせた乗客たちは、いつ爆発するとも知れない極限の状況下で次第に冷静さを失っていく。パニックと恐怖で荒れる乗客たちの元には高市や藤井の姿が見られ、刻一刻と事態が変わる前代未聞の状況に、対応を迫られる緊迫感あふれる様子も映し出されている。 一方、はやぶさ60号を救出すべく指示を出すのは、新幹線総合指令所の総括指令長の笠置(斎藤工)だ。司令室にいながら、車内の高市らと連携し、あらゆる手を尽くして新幹線に乗る乗客、乗員全ての人命を救おうと動く彼らだが、被害を最小限に抑えようとする政府の苦渋の決断と、犯人逮捕に向けて動く警察の様子も映し出され、車内はもちろん、日本全土を巻き込んで、状況は混乱を極めていく。 またあわせて解禁となったキーアートは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズや実写版「ONE PIECE」シリーズなど、数々のハリウッド作品のアートワークを手掛けてきたカイル・ランバートが日本の映像作品で初めて手掛けたイラストアート。原作が公開された昭和時代に多く見られた映画の手書き看板を思い起こさせる味わい深い仕上がりとなっている。カイルは「子どもの頃に、本作の原作である1975年版『新幹線大爆破』がインスピレーションを与えたとも言われている『スピード』を観て、あの映画のアクションとサスペンスが大好きだったことを思い出しました。私の持ち味である、写実的なスタイルで、鮮やかで目を引く色づかいで、作品を描きました」と今回のキーアート作成への想いを明かしている。 さらに先日解禁になったばかりの豪華キャスト陣を捉えた場面写真も到着。爆弾が仕掛けられたはやぶさ60号に車掌として乗務する高市の姿をはじめ、同じくはやぶさ60号に乗り合わせ、極限の状況下で高市と共に奔走する乗務員の藤井や、新幹線の運転士として時速100キロ以上を死守しなければならない松本らの緊迫した様子も。このほか起業家YouTuberの等々力がタブレット片手に国会議員の加賀美と並ぶ姿、高市が心配そうに修学旅行生の柚月(豊嶋花)を気に掛ける様子などが切り取られている。あわせて、線路上でぶつかり火花を散らすはやぶさ60号、大爆発を起こす貨物列車、大勢の職員が線路上で爆発回避のための作業を懸命に行う姿なども解禁された。新幹線総合指令所総括指令長の笠置は模型を使って新幹線の動きをシミュレーションしていて、彼らが劇中でどんな攻防を繰り広げていくのか、想像が膨らむ場面写真となっている。 日本映画のマスターピースを現代にリブートさせた本作。豪華キャスト陣の熱演と大迫力の映像をぜひチェックしてほしい! 文/スズキヒロシ ※草なぎ剛の「なぎ」は弓へんに前+刀が正式表記