いじめに加担・助長は免職、対応を怠った場合は停職へ 女子中学生いじめ自殺を受けて教職員の懲戒処分に新たな指針 札幌市教委
HBCニュース北海道 2024/2/26(月) 18:18配信
を受け、札幌市教育委員会は教職員がいじめに加担した場合などを、懲戒処分の対象とする新たな指針を示しました。
2021年に札幌市の女子中学生がいじめを受けて自殺した問題を巡っては、学校側の組織的な対応が不十分だったことが明らかになり、女子生徒が通っていた学校の校長ら8人が13日付で、減給などの処分を受けました。
これまで教職員の懲戒処分の指針にいじめに関する項目はありませんでしたが、札幌市教委26日、不適切な指導などでいじめに加担したり助長した場合は、免職などの処分。
いじめを把握しながら適切な対応を怠り重大な状態を招いた場合は、停職などの処分とすることを決めました。
一方、札幌市の秋元市長は、26日の会見で、女子中学生が自殺した後の札幌市教委の遺族への対応について、遺憾であるとしたうえで、再発防止に努める考えを示しました。
秋元市長
「チームとして、教育委員会として、全体として、いじめ防止に取り組むための横の連携が重要、改めていろいろなサインを見逃さない体制をしっかりと作っていくことが重要」
札幌市は「いじめ防止対策基本方針」を改定し、いじめへの組織的な対応を徹底するとしています。