都立高プール飛び込み事故で重い障害、都に3億8500万円の賠償命令…都側は控訴しない方針
読売新聞オンライン 2024/3/27(水) 16:11配信
東京都立墨田工業高校(江東区)で水泳の授業中に危険な飛び込みをさせられて重い障害を負ったとして、被害者の男性らが都に計約4億2800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であり、片野正樹裁判長は都に計約3億8500万円の支払いを命じた。
事故は2016年7月14日に発生。判決によると、同校の3年生だった男性(25)が水泳の授業中、体育教諭の男性(業務上過失傷害罪で有罪確定)から、プールのスタート台から前方に約1メートル離れた場所に差し出されたデッキブラシを飛び越えて入水するよう指示を受け、頭をプールの底に強打。後遺障害で四肢の自由を失い、介護が必要になった。
都側は訴訟で、教諭の指導には違法性があったとして賠償責任を認め、賠償額を争っていた。判決は、原告の介護費用や生活するための自宅の改装費用などを基に賠償額を算定した。
都教育委員会の浜佳葉子教育長は「判決を真摯(しんし)に受け止め、事故を二度と発生させないよう、未然防止に全力で取り組む」とコメント。都の担当者は取材に控訴しない方針を示した。
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2014年の名古屋で中学生が飛び込みで重い障害を負った件
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