『大津サッカー部いじめ問題』第三者委員会の“調査結果を待たず” 平岡総監督 宇城市教育長の続投決定

『大津サッカー部いじめ問題』第三者委員会の“調査結果を待たず” 平岡総監督 宇城市教育長の続投決定
RKK熊本放送 2024/3/28(木) 18:57配信

「私自身、外部指導者です」といじめ問題の学校対応に距離を置いた大津高校サッカー部の総監督を務める熊本県宇城市(うきし)の平岡和徳(ひらおか かずのり)教育長が、来年度以降も教育長を続投します。

第三者委員会による調査が続く中での判断です。

大津高校サッカー部の平岡和徳総監督は、2017年4月から宇城市の教育長を務めていて現在が2期目です。

宇城市によりますと、2月の市議会で平岡教育長の続投が賛成多数で決まったということです。

任期は4月からの3年間です。

一方で平岡教育長が総監督を務める大津高校のサッカー部を巡っては、おととし(2022年)1月、当時、サッカー部に所属していた男子生徒が、先輩や同級生から全裸で土下座を強要され、その姿をスマートフォンで撮影されていました。

この問題を受け熊本県の教育委員会は「重大事態」として今年(2024年)1月に第三者による調査委員会を立ち上げ現在も調査が続けられています。

宇城市の教育長を続投する平岡和徳総監督は去年(2023年)10月の学校側の会見で、被害生徒の相談から1か月以上学校が県教委に事態の報告していなかったことに「私自身外部指導者ですので、あくまでも校長と県が連携した中で」(平岡総監督)と、このように学校の対応には距離を起いていました。

平岡総監督はいじめ問題についての第三者委員会の調査結果を待たず宇城市教育長の続投を決めた形です。

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