【ブラジル】学長の給与は州知事以上 USP理事らの不正受給発覚

【ブラジル】学長の給与は州知事以上 USP理事らの不正受給発覚
サンパウロ新聞 2014年3月28日(金)1時28分配信

 サンパウロ総合大学(USP)の理事らが憲法に違反して不正に高額な収入を得ていたことが発覚し、サンパウロ州会計検査院が初めてUSPの予算案を却下する事態となった。26日付の地元紙(電子版)が報じた。

 憲法では、州の公務員は所属する州の知事の収入より多くの給与を得ることが禁止されている。しかし、2008年に同大学の学長や副学長の理事らが福利厚生などを含めて約1万7000レアルを受給し、サンパウロ州知事の1万4850レアルを上回っていたことが判明した。このため州会計検査院は、理事らの給与額の見直しをすると共に最高給与額も設定するよう命じている。理事らには不正受給として罰金処分が下される可能性があり、経営不正行為として訴訟される見通し。

 同大学は他の政府機関と同様に自治権を有しているため、教職員の給与は公表されていない。教職員は5年ごとに給与の5%分の調整が行われ、20年以上の勤務者に対して給与の6分の1分を上乗せすることが決められているという。現在の学長は同大学に40年間勤務しているため、少なくとも1万9000レアルを受給しているとみられる。

 08年に同大学は収益の87%を教職員の給与に費やしていたが、13年にはこれが100%に達して合計10億レアルが教職員の給与に充てられていたことになる。08〜12年に同大学の教職員数は10%増加しており、教職員への給与支払いが同大学の大きな問題になっている。

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