離婚届偽造「間違いない」 茨城の元副校長、東京地裁
共同通信 2024/4/23(火) 10:56配信
妻の署名を勝手に書いた離婚届を提出したとして、有印私文書偽造・同行使などの罪に問われた茨城県立つくばサイエンス高(つくば市)の元副校長遊佐精一被告(53)は23日、東京地裁(内山裕史裁判官)の初公判で「違うところはない」と起訴内容を認めた。
警視庁は、被告が2022年1月、当時妻だった50代女性の署名を偽造した離婚届を東京都千代田区役所に提出した疑いで今年2月に逮捕した。
同庁によると離婚届の受理の通知を受けた女性が22年5月に警察へ相談。遊佐被告は正式な離婚届を提出し直し、同月に30代女性と再婚した。
茨城県教育委員会によると、被告は昨年4月に公募で副校長となり、今年4月から校長に昇任する予定だったが、同3月末に依願退職した。公募採用時の資料などによると、米国やスイスの研究機関などに所属し、東大発の医療ベンチャー「テラ」では役員も務めていた。
妻との離婚届を偽造して役所に提出したとして、警視庁麹町署は8日、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、茨城県立つくばサイエンス高校副校長で医療ベンチャー「テラ」(令和4年に破産手続開始)元社長の遊佐精一容疑者(53)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、遊佐容疑者の逮捕容疑は4年1月7日、50代の当時の妻との離婚届を偽造し、東京都千代田区役所に提出したとされる。
離婚届が受理されたことを知った元妻が4年11月に警視庁へ刑事告発。この離婚は同月、家庭裁判所で無効との判断が下った。
遊佐容疑者はその後に別の女と再婚。麴町署は女も偽造に関与した疑いがあるとみて、今後、同容疑で書類送検する方針。
茨城県教育委員会によると、遊佐容疑者は公募を経て昨年4月につくばサイエンス高校の副校長として採用。今年4月から校長を務める予定だった。