中3いじめ自殺で両親が提訴 加害11人と大阪・門真市に賠償請求

中3いじめ自殺で両親が提訴 加害11人と大阪・門真市に賠償請求
読売新聞オンライン 2024/8/6(火) 12:02配信

 大阪府門真市で2022年に市立中学3年の男子生徒(当時15歳)が自殺した問題で、男子生徒の両親が5日、SNS上でのいじめや、担任教諭の不適切な指導が自殺の原因だとして、加害生徒11人と市に損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。両親側は賠償の請求額を明らかにしていない。

 訴状によると、男子生徒へのいじめは、中学1年の秋頃に始まり、3年時にエスカレート。SNSに「Sine」(死ね)、「Uzai」(うざい)などと書き込まれ、クラスのチャットから外されるなどした。

 男子生徒は、担任教諭らに被害を訴えたが、学校側にはいじめと認められず、22年2月に自殺した。

 市教育委員会が設置した第三者機関は今年3月公表の報告書で、62件のいじめを認定し、自殺と「密接な関連がある」と結論づけている。

 市教委は「訴状が届いていないためコメントを控える」とした。

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