運営費で有名アーティストのギターを… 清風学園が約9700万円を不適切に使った元副理事長らを訴えるも法廷に姿を見せず 請求通りの支払いを命じる判決(山形)
テレビユー山形 2024/12/17(火) 17:08配信
認定こども園などを運営する清風学園の元副理事長が公費が入る運営費を不適切に使っていた問題で、学園側が元副理事長らに損害賠償の支払いを求めていた裁判。
これまでの口頭弁論に元副理事長側が姿を見せなかったことから、山形地裁は、請求通りの支払いを命じる判決を言い渡しました。
この問題は、山形市と天童市で認定こども園などを運営する清風学園の元副理事長が、市や県などの公費が入る施設運営費から教育に不要なギターを購入するなど、およそ9700万円にのぼる不適切な支出をしていたことがおととし、明らかになったものです。
去年4月、元副理事長側から学園に全額が返還されていますが、山形市と天童市は園に対し、給付金などを1年間支給しない行政処分を行いました。
こうしたことから、学園が元副理事長側に対して行政処分で受けられなかった給付金およそ2613万円分の損害賠償を求めていたこの裁判。
これまで行われた口頭弁論に元副理事長側は姿を見せず、答弁書の提出もなかったことから、山形地裁は原告の訴えに対して争いはないものと判断し、きょう、請求通り元副理事長側に支払いを命じる判決を言い渡しました。
今後、元副理事長側が支払いに応じない場合は資産の差し押さえなどの手続きが可能だということです。
山形市と天童市で認可保育園などを運営する学校法人「清風学園」が、自治体の補助金を含む運営資金から高額なギターを40本近く購入していた問題。山形市の佐藤市長は「法人規定のルール適用や管理運営ができていない」と指摘し、今後、さらに調査を進めた上で、学園に対し、処分なども含め対応していく考えを示しました。
清風学園は、年間およそ4億円の補助金を県や山形市、天童市から受け取っています。
学園は、この補助金を含む運営費から100万円を超える高額なギターなどここ10年ほどで40本近いギターを購入していて総額はおよそ2200万円にのぼるということです。その中には未開封のものもあり、施設で使われていなかった可能性もあります。
これまで山形市や天童市、県が学園への立ち入り調査を行い、高額な物品を購入した際の会計処理を確認したということです。これまで行った調査について問われた山形市の佐藤市長は。
(山形市佐藤市長)
「感じるのはガバナンスの問題。例えば、経理等の手続きが、本来成すべきやり方で成されていない」
市の調査で、清風学園は備品を購入する際に必要な業者から見積書をもらっていなかったことや、購入手続きで理事会の決済を取っていなかったことなど、数々の問題点が発覚したということです。
(山形市佐藤市長)
「引き続き調査を進めた上で、調査の内容に乗っ取った対応をとることになる」
佐藤市長は、県や天童市などと連携しながら調査を進め、結果次第では行政指導や処分などを含め、対応する考えを示しました。
一方、清風学園は、TUYの取材に対し「担当者がいないので答えられない」としています。
山形市の学校法人「清風学園」が運営費で高額なギターを複数購入していた問題で、法人は約300万円のギターも購入していたことが分かりました。今後 高額なギターは、副理事長らで買い取り返金する方針です。
この問題を巡っては、60代男性副理事長が世界的ギタリスト「エリック・クラプトン」の直筆サイン入りで、約100万円のエレキギターや約150万円のクラシックギターなどを、運営費から購入していたことが分かっています。
さらに、5年前にもアコースティックギターを約300万円で購入していたことが明らかになりました。
法人では、国や県・市などから、年間 約4億円の補助金を受け取っています。
一連に関して、法人の秘書は「音楽教育目的で購入し、会計監査も通っていて適切」などと主張していました。
【秘書(副理事長の妻)】
「最初は、子どもたちと発表会のためにと(買った)。指紋がついても…と、この(未開封)状態。ピアノと同じ感覚でいたのが、今思えば間違いだったか」
問題となっている高額なギター3本は、副理事長と理事長で買い取り、返金する方針を明らかにしています。