仙台「根性焼き」いじめ、少年2人を書類送検
読売新聞 2012年12月10日(月)13時1分配信
仙台市の私立高校2年の元男子生徒(16)が、同級生にたばこの火を腕に押しつけられる「根性焼き」などのいじめを受けたとして被害届を出していた問題で、仙台東署は10日、同校の元生徒の少年(17)ら2人を傷害の疑いで仙台地検に書類送検した。
同署の発表によると、少年は5月28日、自宅近くで、生徒の左腕に複数回、たばこの火を押しつけ、やけどを負わせた疑い。少年は「(生徒に)頼まれてやった」と話しているという。また、別の少年(17)は7月17日、校内の廊下で、生徒の足をけるなどして、けがを負わせた疑い。
この問題を巡り、学校側は「傷痕がほかの生徒に動揺を与える」などとして、元男子生徒に自主退学を求めたが、その後撤回し、生徒に謝罪した。生徒側は8月、同署に被害届を提出していた。