パワハラ訴訟:「退職強要ない」 職員の賠償請求を棄却−−地裁 /神奈川

パワハラ訴訟:「退職強要ない」 職員の賠償請求を棄却−−地裁 /神奈川
毎日新聞 2012年12月21日(金)10時22分配信

 退職強要などのパワーハラスメントでうつ病を患ったとして、横浜美術大(旧横浜美術短大=横浜市青葉区)を運営するトキワ松学園(東京都目黒区)の男性職員(43)が学園と上司ら3人に約400万円の賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁は20日、請求を棄却した。阿部正幸裁判長は「パワハラに当たる言動や退職強要は認められない」と述べた。
 男性側は訴えで、思い当たる節もないのに上司らから「何か勘違いしているんじゃないの」「堪忍袋(の緒)はとっくに切れている。覚悟しておきなさい」などと繰り返し言われ、居酒屋で退職強要されたと主張した。これに対し判決は「信用できず、パワハラに当たる言動や退職強要を認めるに足りる証拠はない」と判断した。男性は「事実誤認が多く、判決内容は到底納得できない」と控訴する方針を示した。【山下俊輔】
12月21日朝刊

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