「2軍でもいいんやな」顧問の言動、生徒を追い込む? 桜宮高2自殺

「2軍でもいいんやな」顧問の言動、生徒を追い込む? 桜宮高2自殺
産経新聞 2013年1月10日(木)14時44分配信

 ■自殺殺前日「しんどい」と相談

 大阪市立桜宮高校の男子バスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が自殺した問題で、生徒が自殺する前日、男性顧問(47)に「(主将を続けるのが)しんどい」と打ち明けた際、「『それじゃあ2軍でもいいんやな』といわれて何も言えなかった」と母親に話していたことが10日、学校関係者への取材で分かった。生徒は、練習試合で顧問から体罰を受けた後、遺書を書いていたことも捜査関係者への取材で新たに判明。顧問の体罰と言葉が、生徒を自殺に追い込んだ可能性も浮上した。

 暴行容疑を視野に捜査している大阪府警捜査1課は同日から、男子バスケットボール部の部員や学校関係者、生徒の家族への本格的な聴取を始めた。自殺前日に行われた練習試合の様子や普段の練習など、顧問による体罰の実態を詳しく調べ、立件の可否を判断する。副顧問や市教委関係者からも順次、事情を聴く方針だ。

 学校関係者によると、自殺前日の昨年12月22日、同校体育館で行われた他校との練習試合で、顧問が生徒をたびたび叱責。頬を数発平手打ちした。生徒は午後9時半ごろに帰宅。母親に対して、顧問に「(主将を続けるのが)しんどい」と打ち明けたところ、「『何がしんどいんや? 殴られることなんか? それじゃあ1軍の選手じゃなくて2軍でもいいんやな』といわれ、固まって何も言えなかった」−と話したという。

 捜査関係者によると、生徒は同日中に自宅で遺書を書き、「長い間バスケットボールをさせてくれてありがとう。迷惑をかけることは分かっていますが、死ぬことに決めました」と記載。両親と大学生の兄に宛て、感謝や謝罪の言葉が書かれていたという。

 生徒は翌23日早朝に自宅2階で、制服のネクタイで首をつっているのを母親が発見。

 病院に搬送されたが死亡が確認された。

 また自殺の数日前、生徒は顧問宛てにも、体罰に悩んでいることを伝える手紙を書いたが、周囲から「それを見せたらまた怒られる」などと言われて思いとどまり、手紙を渡さないまま死を選んだという。

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