<兵庫いじめ>傷害容疑で中3の6人逮捕 同級生2人に暴行

<兵庫いじめ>傷害容疑で中3の6人逮捕 同級生2人に暴行
毎日新聞 2013年1月17日(木)18時59分配信

 兵庫県三田市の市立中学校で同級生2人(いずれも15歳)に暴行し、けがをさせたとして、県警少年捜査課などは17日、3年の男子生徒6人(14〜15歳)を暴力行為等処罰法違反と傷害容疑で逮捕した、と発表した。学校はいじめ事案として同市教委に報告していたという。

 逮捕容疑は昨年10月1日と9日、同級生1人に対し、教室や廊下で足をかけて転倒させたほか、土下座させたり顔を蹴ったりするなどの暴行を加えたとされる。11月9日には、廊下で別の同級生を足で蹴り、首や足に全治1週間の軽傷を負わせたとしている。

 同課によると、6人は、被害者の1人に日常的に同様の行為を繰り返していたとみられ、エアガンで撃ったこともあるという。調べに対し、6人は「反応がおもしろかった」などと供述し、容疑を認めているという。

 同課は6人のうち1人について、学校内の武道場の壁を蹴って壊したとする建造物損壊容疑でも調べている。

 同市教委によると、学校側は被害生徒の申告などから、6人が昨年10、11月に同級生に暴力を振るったことをそれぞれ把握。その都度、市教委にいじめ事案として報告していた。大沢洋一教育長は「被害生徒と保護者には大変申し訳なく、おわびする。校内での指導体制の強化や家庭、地域との一層の連携を図りたい」とコメントした。同市教委は今月中に市内の全小中学校でいじめの実態把握アンケートを実施する。【宮嶋梓帆、森本宗明】

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