<刈谷高2自殺>愛知県知事、遺族と面談へ

<刈谷高2自殺>愛知県知事、遺族と面談へ
毎日新聞 2013年1月21日(月)13時57分配信

 愛知県立刈谷工業高2年の山田恭平さん(当時16歳)=同県刈谷市=が11年6月に自殺した問題で、部活動の体罰が原因と主張している母優美子さん(43)が、県教委の第三者調査委員会の調査に協力しないと表明したことを受け、愛知県の大村秀章知事は21日の定例記者会見で、早急に優美子さんら遺族と直接会って話を聞く意向を表明した。

 大村知事は会見で「子どもの自殺が二度と起きないように背景を調査しなければいけない。近いうちに直接お会いして話を聞き、その上で対応を考えたい」と述べた。

 優美子さんは調査委設置の際に問い合わせがなかったことや、委員3人の名前非公開、聴取への弁護士同席の拒否などで不信感を抱き、今月17日、調査委に協力拒否を伝えた。優美子さんは県などに新たな調査委を設置するよう求めている。

 優美子さんによると、恭平さんが所属していた硬式野球部の顧問は普段から選手に体罰を加えていた。恭平さんは殴られなかったが体罰を嫌って部を辞めたがり、練習に行かなくなったことで顧問に呼び出され、その2日後に車の中で練炭自殺した。【駒木智一】

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