特別支援学校寄宿舎でわいせつ行為 指導員を懲戒免職

特別支援学校寄宿舎でわいせつ行為 指導員を懲戒免職
産経新聞 2013年1月24日(木)20時25分配信

 長野県教委は24日、県立特別支援学校に勤務する寄宿舎指導員が生徒にわいせつな行為を行っていたとして懲戒免職処分にしたことを公表した。しかし、公表と同時に、被害者からの要望があった場合には、学校などを特定できない形で懲戒免職処分を公表していた基準について、処分そのものを公にしないこともあり得るとする内容に改正。懲戒処分の対象となる行為自体を隠蔽する可能性にもつながり、今後に議論を呼びそうだ。

 県教委はこの事例を公表基準改正の第1号として処分の理由となった行為の概要などは一切説明せず、わいせつ行為をした指導員と監督責任で上司の校長ら2人を減給処分としたことのみを公表した。

 県教委は基準改正の理由として、「特別支援学校で起きたことであり、障害がある被害生徒と保護者からの風評被害や2次被害への強い懸念から出された上申書があったため」と説明している。

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