<浜名湖ボート事故>元校長らを業過致死容疑で書類送検

<浜名湖ボート事故>元校長らを業過致死容疑で書類送検
毎日新聞 2013年2月12日(火)11時52分配信

 10年6月に浜松市の浜名湖で手こぎボートが転覆し、愛知県豊橋市立章南中学1年の西野花菜さん(当時12歳)が水死した事故で、静岡県警は12日、同校の男性元校長(62)=豊橋市=と訓練を指導した施設「静岡県立三ケ日青年の家」の男性元所長(55)=東京都杉並区=ら計6人を業務上過失致死容疑で静岡地検浜松支部に書類送検した。

 他に書類送検されたのは、施設を所管する静岡県教委の女性元社会教育課長(59)=浜松市▽同課青少年班の男性元主査(46)=静岡市▽施設の指定管理者「小学館集英社プロダクション」(東京都)の男性社員(61)=三重県菰野町▽同女性社員(31)=浜松市。

 送検容疑は、元校長と元所長、女性社員は気象状況を検討し訓練実施の是非を判断する注意義務があったのに風雨の強まる中訓練を実施するなどし、10年6月18日午後3時25分ごろ、浜松市北区三ケ日町佐久米沖の浜名湖北岸で、ボート転覆事故を起こし西野さんを死亡させたとしている。県教委や同プロダクションの担当者は、マニュアルを作成するなどの安全確保に努めなかった過失があったとした。

 事故を巡っては、国土交通省運輸安全委員会が昨年1月に調査結果を発表。静岡県教委と、小学館集英社プロダクションの安全対策やえい航の訓練が不十分だったと指摘した。西野さんの両親は同5月、名古屋地裁豊橋支部に、県と同社、引率した豊橋市に安全配慮義務違反があったとして損害賠償を求め提訴。同市が謝罪し、県と同社が賠償金を支払うことで和解が成立した。【平塚雄太】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする