進学校野球部の高2自殺、直前に監督叱責…岡山

進学校野球部の高2自殺、直前に監督叱責…岡山
読売新聞 2013年2月13日(水)11時21分配信

 岡山県立岡山操山(そうざん)高校(岡山市中区)の野球部マネジャーだった2年男子生徒(当時16歳)が昨年7月に自殺していたことが、13日わかった。生徒は監督を務めていた男性教諭(36)から厳しく叱責を受けていたといい、県教委は「行き過ぎと言われても仕方のない指導や発言はあったが、指導と自殺の因果関係は分からない」としている。

 県教委によると、野球部の選手として活動していた生徒は、昨年6月に退部。7月23日にマネジャーとして復帰したが、3日後の同26日朝、岡山市内で自殺しているのが見つかった。亡くなったのは前日とみられ、遺書はなく、携帯電話のメールも消えていたという。

 県教委は生徒の両親の要望を受け、昨年10〜11月に部員全員(24人)の聞き取り調査を実施した。

 その結果、生徒は退部前、他の部員に「監督に怒られるのが嫌で、辞めたい」と漏らしていたことが判明。復帰した日も監督からミーティングで「マネジャーなら黒板くらい書け」と叱られたほか、自殺直前の7月25日の練習中には「声を出せ」と注意され、練習後も一人呼び出され指導を受けていたことがわかった。生徒はその日の帰宅途中、他の部員に「俺はマネジャーじゃない。ただ存在するだけ」と話したという。

 また、監督は練習中に別の部員に対して「殺す」などの言葉を使ったり、パイプ椅子を振りかざしたりしていたという。県教委に対し、監督は「気合を入れるためで厳しい指導や叱責は指導の一環だ」と説明。11月中旬に監督を退いた。

 県教委は「ご両親が納得されていないことは承知しており、意向があれば第三者調査委員会の設置なども検討する」としている。

 13日、記者会見した同校の広本勝裕校長も「私たちの調査では限界があり、原因の特定ができていない。調査の方法も検討している」と述べた。同校は県内有数の進学校。

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