体罰:今年度県内実態調査 35件を把握、処分や注意 県教委「意識改革が必要」 /長崎

体罰:今年度県内実態調査 35件を把握、処分や注意 県教委「意識改革が必要」 /長崎
毎日新聞 2013年3月5日(火)17時19分配信

 文部科学省の要請を受けた学校での体罰の実態調査で、県は4日、12年度分のうち今年1月までに把握した体罰を計35件と発表した。体罰で懲戒処分や文書訓告、口頭注意などを受けた教職員は公立で16件19人、私立で19件18人に上った。
 公立では、小学校で3件▽中学校で12件▽高校で4件が発生し、児童生徒71人が「素手で殴る」などの体罰を受けた。うち8人が鼓膜損傷など負傷したという。部活動中が6件と最も多く、次いで授業中5件、放課後2件だった。
 私立では、中学校で2件▽高校で17件が発生し、生徒22人が体罰を受けたが、けが人はいなかった。こちらは放課後7件、部活動中5件などの順だった。
 具体的には▽中学校の授業中、学校を抜け出した生徒2人に対し、教諭3人が平手でたたいた▽中学校の部活動中、プレーができなかった生徒に対し、教諭がテニスラケットで頭などをたたいた−−などという。
 県は12年度分を教職員や児童生徒、保護者への調査で新たに把握する分を含めて改めて公表する予定。県教委は「たたいても解決にはならない。意識改革が必要」と話し、近くガイドラインを作成し、体罰によらない指導を徹底させる方針としている。【阿部義正】
〔長崎版〕
3月5日朝刊

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