県内小中で体罰37件 昨年4月〜ことし1月

県内小中で体罰37件 昨年4月〜ことし1月
沖縄タイムス 2013年3月8日(金)10時45分配信

 県教育庁が文部科学省の要請で2月19日までに行った小中学校で起きた体罰の実態調査で、県内の昨年4月からことし1月までに、37件の体罰が市町村教委に報告されていたことが7日、分かった。県内で体罰に関する統計的調査は近年なく、県内でも保護者や児童生徒から体罰の訴えがあったことが明らかになった。
 県教育庁によると、対象は市町村立小学校273校と、中学校150校。
 体罰37件の内訳は、中学校24校、小学校13校。小中学校合わせて「素手で殴る」が19件、「蹴る」7件、「棒などで殴る」2件、「殴る・蹴る」3件、「その他」6件。
 場面は「授業中」が12件で、「休み時間」7件、「ホームルーム」と「放課後」が4件ずつ、「部活動」と「学校行事」が2件ずつ、「その他」6件だった。
 市町村教委が体罰を把握したきっかけは「保護者の訴え」20件、「児童生徒の訴え」が1件、「教員の申告」16件などだった。
 同省は、保護者や子どもに体罰の有無を直接尋ねる調査も全国で実施しており、県内分は4月末にまとまる予定。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする