藤沢・新生児死体遺棄、地裁初公判で母親が無罪主張/神奈川
カナロコ 2013年3月15日(金)0時0分配信
出産した男児の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の罪に問われた藤沢市、元保育士の無職野上侑麻被告(24)の初公判が14日、横浜地裁(奥山豪裁判官)で開かれた。
罪状認否で、被告は「出産した赤ちゃんは生きていなかった。後日弔おうと思い、とりあえずジュエリーケースに赤ちゃんを入れた。死体遺棄という罪を犯していない」と起訴内容を否認。弁護人も「遺棄行為はしておらず、無罪」と主張した。
検察側は、冒頭陳述で「被告は男児を出産し、男児の首にUSBケーブルを巻き付けた上、死体をジュエリーボックスに入れ、遺棄した」と指摘。男児は、幅27センチ、奥行き15センチ、高さ18センチのボックスに入れられた状態で発見され「首にはコードが二重に巻き付けられていた」と説明した。
起訴状によると、被告は1月14日ごろ、藤沢市の自宅で男児を産んだ後、死体を自宅に遺棄した、とされる。