体罰で中学教諭と校長を減給処分
紀伊民報 2013年3月20日(水)16時51分配信
県教育委員会は19日、部員に体罰を繰り返していたとして、和歌山市内の中学校の女性教諭(35)と監督責任のある同校の男性校長(60)をそれぞれ減給10分の1、1カ月の処分にした。
県教委によると、女性教諭は12年10月〜今年1月、顧問を務める運動部の女子生徒5人に対し、複数回にわたってクラブ活動中に頬をたたいたり、ボールを当てたりした。今年2月に別の生徒の保護者から県に対し電子メールで情報が寄せられ、県教委が市教委に依頼した調査で明らかになった。
女性教諭は昨年2月にもクラブ活動中に女子生徒の頬をたたくなどしていたとして、市教委から口頭で注意指導を受けていた。
■無免許運転10年 男性教諭を停職3カ月
県教委は19日、無免許運転で検挙されたとして有田川町の小学校男性教諭(55)を停職3カ月、不適正な公金処理をしたとして和歌山市内の県立高校男性教諭(40)を停職1カ月の処分にした。
小学校の男性教諭は今年3月、有田川町の町道交差点でシートベルト取り締まりの検問中、無免許運転で検挙された。男性教諭は2002年6月に免許が失効したまま、車を運転していた。同教諭は19日付で依願退職した。
県立高の男性教諭は今年1月、顧問を務める珠算電卓部の生徒7人が電卓競技の全国大会と資格検定日が重なったため全国大会出場を辞退したにもかかわらず、学校に報告せず、生徒の交通費と宿泊費25万5380円を返還せずに校内の机に保管していた。