大分の中学剣道部で体罰、保護者撮影で発覚
TBS系(JNN) 2013年3月20日(水)19時7分配信
大分市の中学校の剣道部で「外部指導者」の男性コーチが体罰を繰り返していたことが、保護者が撮影した映像で発覚しました。大分市教育委員会は20日、体罰であったことを認め、実態調査に乗り出すことを決めました。
体罰があったのは大分市内の中学校の剣道部です。大分市教委などによりますと、「外部指導者」として指導にあたっていた男性コーチが2011年4月ごろからおよそ1年間にわたって、部活動中、部員を押し倒したり、ひきずりまわしたりするなど体罰を繰り返していたということです。
保護者が部活動の様子を撮影した映像を大分市教委に提出して問題が発覚し、このコーチは去年5月、解任されました。取材に対し大分市教委と学校側は、当初「行き過ぎた指導」と説明していましたが、20日、「体罰があった」と初めて認めました。
「“愛のムチ”とはいえ、やはり体罰することは非常に悪いことだと共通認識を持っていただいて、現場の校長先生・指導者等に周知・指導を行っていきたい」(大分市教委)
大分市教委は今後、外部指導者を対象に体罰の実態調査に乗り出します。一方、今回の問題については「関係者からすでに事情を聞き、コーチも解任している」として、再調査はしない方針です。(21日04:50)