田辺の中1自殺未遂:「『命を大切に』が根幹」 問題受け校長・教頭・園長会 /和歌山
毎日新聞 2013年4月6日(土)15時18分配信
田辺市教委は5日、紀南文化会館(同市新屋敷町)で、今年度の校長・教頭・園長会を開いた。市立中学1年のバスケットボール部の男子生徒が昨年12月に自殺未遂を図って寝たきり状態になっている問題を受け、中村久仁生教育長は、いじめや不登校問題への取り組みを強化する方針を示した。
市立小・中学校、幼稚園の管理職ら計133人が出席。中村教育長は、自殺未遂問題受けて「苦しんだ生徒に寄り添う心、ご家族へ寄り添う心をしっかり持って対応しなければならない。『人を大切にする』という根幹は、『命を大切にする』ということ。今一度、その根幹をしっかり考えて、取り組みを強化したい」と述べた。
同市教委は今年度の学校教育指導方針に、「人を大切にする教育の推進」「命を大切にする心を育む教育の推進」「いじめ問題への適切な対応」などを位置づけた。【野原隆】
4月6日朝刊