京都男性刺殺 逮捕夫婦、事件翌日に入籍 妻、東京へ週末「通い婚」

京都男性刺殺 逮捕夫婦、事件翌日に入籍 妻、東京へ週末「通い婚」
産経新聞 2013年4月6日(土)14時53分配信

 京都市南区のマンションで今年2月、住人の職業不詳、清水大士(ひろし)さん(38)が刺殺された事件で、殺人容疑で京都府警に逮捕された自称研究所研究員、西川克己容疑者(55)=東京都豊島区高田=と妻の西川麻衣容疑者(25)=京都府京田辺市=が事件翌日に入籍していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。その後、麻衣容疑者は京都で暮らしながらほぼ毎週末、東京の克己容疑者宅を訪れていた。府警南署捜査本部は不自然な結婚生活と犯行動機の関連を慎重に調べている。

 麻衣容疑者が訪れていた克己容疑者の自宅マンションは、学習院大学にも近い都内の一等地。住民によると築30年前後で、克己容疑者の部屋の表札には「社会科学博士」と書かれた名刺が張られ、郵便受けには医療福祉研究センターなどと書かれていた。住民によると、「親の遺産があり、羽振りがいいといううわさだった」という。

 克己容疑者が現在入居するのは賃貸の部屋とみられるが、数年前までは同じマンションの別の部屋を所有。「前の奥さんと離婚するときに慰謝料問題でもめて手放したらしい」と話す住民男性もいた。

 一方、克己容疑者が勤めていたとネットでPRしていた群馬社会福祉大学大学院(現・群馬医療福祉大学大学院)は「同姓同名の教授は平成23年3月末まで在籍していたが同一人物かはわからない」としている。

 府警南署捜査本部は6日、2容疑者を送検した。

西川 克己  にしかわ かつみ

群馬社会福祉大学院 元専任教授
山脇学園短期大学 講師
日本福祉教育専門学校 講師
介護労働安定センター 講師
株式会社日本福祉経営 代表取締役

■経 歴
1976年東京都立立川高校卒業
1981年中央大学法学部卒業
1986年明治大学大学院法学研究科修了
1987年日本社会事業大学研究科卒業
1994年聖母女子短期大学 講師
1995年帝京医療福祉研究センター所長、研究所教授
2000年茨城キリスト教大学 教授
2001年社会科学博士
2005年茨城キリスト教大学 教授退職
2006年西武文理大学 教授
2007年西武文理大学 教授退職
群馬社会福祉大学大学院 教授
2011年群馬社会福祉大学大学院 教授退職

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