新聞に解答が…そのまま1日遅れで学力テスト
読売新聞 4月25日(木)21時20分配信
24日に行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、群馬県教育委員会は25日、高崎市立吉井西中学校で「国語B」と「数学B」を翌日の25日に実施するミスがあったと発表した。
県教委によると、学力テストは本来5時間かかるが、同校の担当教諭は3時間で終わると勘違いして時間割を設定。教諭は23日に誤りに気づいたが、「国語B」と「数学B」は業者が問題用紙を回収するまでに終えれば良いと考え、25日午前に実施することにした。
25日の新聞朝刊に問題と解答が掲載されているのを見て、同校は2日間での実施は間違いだと気付いたが、そのままテストを行ったという。県教委によると、3年生58人の25日分の採点結果は全国集計から外される。
同校の林栄司校長は「(時間割が明記された)マニュアルの再確認が必要だった。今後、複数でのチェックや報告、連絡を徹底したい」と述べた。文部科学省は「このようなミスは聞いたことがなく、驚いている」としている。