八幡浜市教委職員が公金6回「紛失」
愛媛新聞ONLINE 2013年5月2日(木)8時14分配信
愛媛県八幡浜市は1日、市教育委員会の40代男性職員が2012年度中に計6回、市主催イベントの協賛金や市関連団体への助成金など公金計20万1600円を紛失していたと発表した。男性の氏名などは公表していない。
市保内庁舎で記者会見した増池武雄教育長らによると、男性職員は「外に持ち出して紛失した。迷惑をかけた」などと説明しているが、私的流用などには言及していない。男性は全額弁済した。
市によると、男性は12年4月から市教委生涯学習課に異動し、主幹としてスポーツ関連行政を担当。同5月と10月にあった市主催スポーツ大会の会計処理で、協賛金など計8万1500円の入金をしていないことが同9〜11月に発覚した。その際は男性にてん末書を提出させ、処分は見送った。
しかし13年4月、男性が担当する市関連スポーツ団体の決算処理が遅れていたため検査。12年6月から13年3月までにある団体への助成金5万円を交付していなかったり、別の団体から預かった登録料2100円を入金していなかったりした4件の事案を新たに確認し、計12万100円がなくなっていた。