個人情報:高岡工芸高教諭、メモリーを紛失 生徒の情報など記録 /富山
毎日新聞 2013年5月11日(土)15時46分配信
県教委は10日、県立高岡工芸高(高岡市中川、松井裕敏校長、生徒数805人)の30歳代の教諭が、生徒や卒業生の個人情報などが記録されたUSBメモリーを入れたかばんを紛失したと発表した。
メモリーには、教諭がこれまで担任を務めたクラスや顧問を務める部活動の生徒410人分の名前や保護者名、自宅の住所、電話番号の他、成績が記録されていた。
県教委によると、教諭は今月5日午後0時半ごろ、射水市黒河の太閤山公園の駐車場に車を駐車。約1時間半、近くでジョギングをしている間に車上荒らしの被害に遭ったという。
県教委は個人情報の校外への持ち出しを禁止しているが、この教諭は学校のサーバーで管理している個人情報を、バックアップ目的に個人のUSBメモリーに無断でコピー。今回は自宅で作業をするために持ち出したと説明しているという。
情報の外部漏えいなど被害は確認されていないが、同校は9日、該当する生徒や保護者に謝罪し卒業生にも謝罪文書を発送した。【青山郁子】
5月11日朝刊