外部コーチが体罰、生徒骨折 11年度、村山地方の県立高サッカー部

外部コーチが体罰、生徒骨折 11年度、村山地方の県立高サッカー部
山形新聞 2013年5月14日(火)9時26分配信

 村山地方の県立高サッカー部の20代の男性外部コーチが2011年度、男子部員=当時2年=を蹴り、右手を骨折させていたことが13日分かった。

 同校によると、男性コーチは11年7月上旬、試合帰りのバスの車内で男子生徒が騒いでいたことを叱り、太ももを蹴った。その際、ポケットに入っていた携帯電話をかばおうとした生徒の右手にも当たったという。

 生徒は翌日、骨折していることが判明。教頭、顧問、コーチらが生徒の自宅を訪問し、謝罪した。同年7月下旬には、ほぼ全てのサッカー部保護者が集まった場で謝った。コーチは辞意を伝え、指導を自粛していたが、保護者側からの要請があり、「二度としない」と約束し、コーチを継続することになったという。

 生徒はその後も部活動を続けた。コーチは一緒に騒いでいた他の部員1人も蹴ったが、けがはなかった。

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