サッカー名門中で体罰、態度悪いと髪わしづかみ

サッカー名門中で体罰、態度悪いと髪わしづかみ
読売新聞 2013年5月14日(火)16時12分配信

 札幌市の私立札幌大谷高校の男性教諭(33)が、顧問を務める系列の札幌大谷中学校サッカー部の男子部員に、体罰を行っていたことが14日、わかった。

 2校を運営する札幌大谷学園は9日付で、教諭を停職2か月とし、サッカー部の指導も無期限停止とした。

 同学園によると、教諭は4月9日に札幌市内のフットサル場であった練習で、2年生部員に対し、態度が悪いと髪の毛をわしづかみにして引っ張った。フットサル場に居合わせた一般の利用客から同校にメールがあり発覚した。教諭は事実を認めた上で、「きちんと指導しなければという焦りがあった」と話している。

 教諭は、2011年に中学サッカー部の男子部員に体罰を加え口頭注意を受けた。12年にも高校の男子生徒に「(お前なんか)いなくなれ」などと暴言を吐き、停職2週間の処分を受けていた。同高校の種市政己校長は「体罰が常態化していたことを重く見て処分した。研修を行い、体罰をなくしたい」と話している。

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