高3女子自殺:いじめ自殺問題で、県が検証委初会合 経緯や学校の調査確認 /新潟

高3女子自殺:いじめ自殺問題で、県が検証委初会合 経緯や学校の調査確認 /新潟
毎日新聞 2013年5月15日(水)11時6分配信

 県立阿賀野高校3年の女子生徒(当時17歳)が10年6月に自殺し、県弁護士会が「学校でいじめがあった」として、学校側に再発防止などを求めた問題で、県は14日、学校側の調査結果を検証する調査委員会の第1回会合を開いた。
 委員は弁護士や精神科医など有識者6人で構成。委員長は互選で、新潟医療福祉大の丸田秋男副学長(65)が選出された。会合は非公開で行われ、女子生徒が自殺に至る経緯や同校がまとめた調査報告書の内容などについて話し合われた。また、県教育委員会や県弁護士会に追加資料の提出を求めることを決めたという。会合後、丸田委員長は「丁寧で誠意を持った調査をしていきたい」と語った。
 また初会合に先立ち、県教委は同日、女子生徒の両親に対して、個人情報公開請求に対する学校側の調査報告書の非開示部分の要旨を説明。これに対し、女子生徒の両親は県教委にさらなる開示を求める申し入れ書を提出した。また県にも「(調査委の)委員の選任過程が極めて不透明」などとして公平な調査や逐語録の作成、開示を求める申し入れ書を提出した。【塚本恒】
5月15日朝刊

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