セクハラで山大大学院教授を停職 日常的「アカハラ」も

セクハラで山大大学院教授を停職 日常的「アカハラ」も
山形新聞 2013年6月15日(土)11時50分配信

 山形大は14日、大学院理工学研究科(米沢市)の50代男性教授が、指導する女子学生1人に対しセクハラ行為をしたなどとして、停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。教授はこの女子学生を含む複数の学生に大声で怒鳴るといった行為も日常的に行っていたという。

 同大によると、男性教授は2011年4月と7月の2回、米沢市内の居酒屋やカラオケ店で女子学生の肩を抱くなどのセクハラ行為をした。いずれも研究室の宴会だった。

 感情的に怒鳴るなどのアカデミックハラスメント(アカハラ)は研究室の学生に日常的に行われていた。ふさぎ込んだり、精神的に追い込まれたりする学生もいたという。教授は行為を認め、大学に対し、「申し訳なかった」と話しているという。

 一連のハラスメント行為は昨年11月に大学に相談があり、発覚した。工学部と大学院理工学研究科は全学生を対象に、ハラスメント被害を受けていないかを尋ねるアンケートを実施し、現在集計中だ。問題を受け、今年3月には教員対象の講習会を行った。結城章夫学長は「誠に遺憾。被害を受けた学生、関係者におわびする。あらためて綱紀粛正を図る」とコメントした。

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