大津市が黒塗り資料の大半開示 中2いじめ自殺訴訟

大津市が黒塗り資料の大半開示 中2いじめ自殺訴訟
京都新聞 2013年6月25日(火)15時9分配信

 大津市で2011年10月、いじめを受けていた中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺し、遺族が市や同級生らに計約7700万円の損害賠償を求めている訴訟の第7回口頭弁論が25日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であった。市側は、市の第三者調査委員会の報告書や学校のアンケート結果などについて、個人情報を理由に黒塗りにしていた部分の大半を開示し、資料として提出した。同級生の1人が、第三者委の報告書は信用できないと主張した。
 市側は生徒の名前や住所、出席番号などは「今後、同種のアンケートへの協力を得られなくなる」とし、一部で黒塗りを残した。全面開示を主張していた同級生側は「ほとんど黒塗りは消えたと考える」「閲覧して判断したい」とし、市側に証拠として提出するよう求めた。
 同級生の1人は、市の第三者委の報告書について「原告との和解を目指す大津市の意向を受け、恣意(しい)的に作られたもので全く信用性がない」とする書面を提出した。
 遺族側と市側は次回までに反論する方針。遺族側は今後、いじめと自殺の因果関係について、専門家の意見書を提出するとした。次回期日は8月13日。

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