<体罰>バレー部員に「トス1万回」…尼崎の教諭を減給処分
毎日新聞 2013年6月25日(火)21時0分配信
女子バレーボール部員6人の頬を平手打ちした上、「トス1万回」などの体罰を加えたとして、兵庫県教委は25日、同県尼崎市の市立中学の男性教諭(27)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。男性教諭は「深く反省している。今後は一切体罰はしない」と話しているという。
県教委によると、男性教諭は同部顧問だった昨年8月26日、指導の厳しさに退部を申し出た部員6人の頬を平手打ちし、トスを1万回練習するよう強要。午後10時ごろに迎えに来た保護者が抗議するまで約5時間続けさせた。
さらに、同年11月下旬には、レシーブの練習中、集中力が足りないとして、ボール拾いをしていた別の部員1人に約20分間、逆立ちをさせた。「犠牲になる者がいれば練習に集中できると思った」と考えたという。
今年1月、バレー部で体罰があるとの匿名の電話が尼崎市教委にあり、発覚した。【豊田将志】