<入試ミス>大阪市立高で2人不合格に 再点検で判明

<入試ミス>大阪市立高で2人不合格に 再点検で判明
毎日新聞 2013年6月26日(水)23時14分配信

 大阪市教委は26日、今春の市立高校入試で5校計11人分の採点ミスがあり、受験生2人を誤って不合格にしていたと発表した。大阪府立高校で採点ミスが相次いだことから、再点検して判明した。市教委は、2人が希望すれば入学を認める。

 市教委は2、3月に計20校で入試を実施。東(都島区)▽扇町総合(北区)▽咲くやこの花(此花区)▽桜宮(都島区)▽市立(同府枚方市)−−の5校で採点ミスがあり、このうち東と咲くやこの花の両校で、合格するはずだった受験生1人ずつを不合格にしていた。他の9人は合否に影響しなかった。

 市教委によると、ミスは、集計する際に得点を見誤ったり、不正解なのに誤って加点するなどの単純なもので、最大8点少なく集計していた。府教委の採点マニュアルに従い、採点者とは別に教諭2人が答案を点検したが、見落としていたという。

 不合格になった2人は別の高校に進学しており、市教委が保護者らに謝罪した。永井哲郎教育長は26日に記者会見し、「厳正、公正に行うべき入試で絶対あってはならないミス。府教委と連携して、採点方法を再検討する」と陳謝した。

 大阪では府立高校の今春の入試で、57校で採点などのミスがあり、計8人を誤って不合格にしていたことが発覚している。【茶谷亮、津久井達】

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