教諭の暴行で中2が右手骨折 解決金70万円で和解 西宮
神戸新聞NEXT 2014年6月10日 22時4分配信
兵庫県西宮市立中学校の男性教諭=当時(33)=が2012年3月、生徒指導中に中学2年の男子生徒に暴行し、右手を骨折させたとして、同市は10日、男子生徒と母親が申し立てた損害賠償の調停について、解決金70万円を支払うことで成立した、と発表した。調停成立は今年3月6日付。
同市によると、男性教諭は別の生徒への嫌がらせ行為について事情を聴くため、男子生徒を呼び出した際、生徒の態度に腹を立て、胸元をつかんで壁に押しつけるなどしたという。男性教諭は減給の懲戒処分を受けた。
また、12年8月には別の西宮市立中学で、臨時女性講師=当時(25)=が男子バスケットボール部で指導中、2年生の体をつかむなどして後頭部にけがを負わせた。市教委は体罰として県教委に報告し、治療費など約4万6千円を支払う。(斉藤絵美)