中1自殺 10日に第三者委初会合 橿原市教委 奈良
産経新聞 2013年7月6日(土)7時55分配信
■遺族「要望無視」と抗議
橿原市で3月、公立中1年の女子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、市教委は5日、自殺の原因などを調べるため、第三者をまじえた調査委員会の初会合を10日に開くことを明らかにした。
市教委は「調査委員会は公平性が担保できる学識経験者らで構成される」としている。
一方、自殺した女子生徒の遺族は5日、委員の人選について事前の相談がないとし、「半数は遺族側が推薦する人にしてほしいという要望が無視された」などとして、市教委に抗議書を提出した。
女子生徒の父親らは会見し、「要望は無視され、憤りを感じる。公平性、中立性が感じられない。この委員会は認められない」と訴えた。
さらに父親らは、自殺の背景にはいじめがあるとして独自の調査結果を公表。女子生徒の友人らの話として、女子生徒が自殺する前、「いじめられている」と号泣し、「学校に行きたくない。死にたい」などと話していた、と指摘した。