<大阪産業大>「やらせ受験」で13人不合格に

<大阪産業大>「やらせ受験」で13人不合格に
毎日新聞 2013年7月8日(月)21時5分配信

 大阪産業大(大阪府大東市)の2009年度入試を巡り、入学意思のない付属高校生が受験させられた「やらせ受験」問題で、同大学は8日、合格するはずだった受験生13人がこの問題の影響で不合格になっていた、と発表した。土橋芳邦理事長は記者会見し、大学として初めて「やらせ受験」を認め、「多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。今後、内部調査や関係者の処分を進める方針を示した。

 この問題では、第三者調査委員会(委員長・山本恒己弁護士)が先月25日に報告書を公表。付属高が生徒9人に大産大を受験するよう依頼し、1回5000円の謝礼を支払ったことを認定する一方、大学側の関与や、国の補助金カットを免れる目的だったことは否定していた。

 会見で大産大は、調査委の報告書を先月27日の理事会で承認し、文部科学省などに提出したと発表。本山美彦学長らが不合格になった13人に謝罪することや、元教頭らに対する法的措置を検討する考えを明らかにした。やらせ受験は「元教頭が独断でやった可能性が高い」とし、大学や法人の関与については「元理事長が関与を否定し、元教頭を名誉毀損(きそん)容疑で告訴していることから、コメントは差し控えたい」として、司法判断に委ねる考えを示した。

 土橋理事長は「トップとしてどこかでけじめが必要」と話したが、「大学の風土の改革を一歩一歩やっていきたい。それが私の責任だ」として自らの進退については明言を避けた。【近藤諭】

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