別の教諭も体罰関与か 若松の私立高暴力問題

別の教諭も体罰関与か 若松の私立高暴力問題
福島民友新聞 2013年8月10日(土)11時7分配信

 会津若松市の私立高で4月、男子生徒が男性教諭から暴力を振るわれた問題で、暴行現場にいた別の男性教諭1人も自宅謹慎となっていたことが9日、関係者への取材で分かった。男子生徒は打撲などのけがを負ったとして会津若松署に被害届を提出、同署は関係者から事情を聴いている。
 学校側によると、男性教諭は登校してきた男子生徒の胸を小突き、地面に押し倒した。男性教諭の行動を見て駆け付けた別の男性教諭は男子生徒の体を押さえ付け、胸を小突いた男性教諭に謝るように指示したという。学校側は、福島民友新聞社の取材に対し、胸を小突いた男性教諭が暴力を振るったことを認めた一方、別の男性教諭については「その場を収めようとして行動した」と説明した。
 男子生徒の関係者によると、男子生徒は学校の許可を得てスニーカーで登校したにもかかわらず、胸を小突いた男性教諭が「校則で決められている革靴ではない」として暴力を振るった。男子生徒はけがのほか、急性ストレス障害と診断され、1学期は保健室で授業を受けたという。

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